Lyrics 小宵 – 祈り、鳴り、終わり

祈り、鳴り、終わり Lyrics – 小宵

Singer: 小宵
Title: 祈り、鳴り、終わり

目覚ましをかけないで眠るようになった。白々とした光がカーテンの裾を縁取って、ああ、また寝過ごしてしまった、と思う。分かり切った失敗以下の見逃しを繰り返す。待っていたように、布団に入ったまま、おはよう、とAが言った。
春うらら、きっと今日も晴天で、そろそろ桜も咲いているだろうか。花見をしよう、服を買いに行こう、料理を作ろう、話したことは何となくの気怠さで忘れたふりをして、お互いがそれを暗黙の内に了承していて、だからまだ狭い部屋の中にいる。ネットフリックスで見ようと言った映画はリストに溜まっていくばかりで、私もAも本当は大して興味はないのだ。映画、バイト、生活。

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